就職活動の進め方

留学生の就職活動は日本人の大学生と同じようなスケジュールで就職活動を行います。
留学生は在留資格の変更等の手続きもあるため、早めの行動が必要です。

留学生の場合、日本人の大学生と同様、大学3年生の夏からインターンシップに参加します。
インターンシップとは気になる企業で数日間、実際に働いてみる就業体験の制度です。
インターンシップに参加することで、企業の仕事内容、社内の雰囲気など体験することが可能であり、 エントリーする前に自分が本当に働きたい会社であるのかを見極めることができる重要な制度です。
また企業側が選考時に、インターンシップの参加によって気づいたことや経験を評価する場合もあります。

入社したときに自分が思っていた仕事内容や社内の雰囲気等とのギャップをできるだけなくすことや、働くことの 意義を知るためにも積極的に参加をしましょう。

サクラジョブネットでは、求人企業と求職者のマッチングイベントも行っています。

企業の担当者から直接仕事内容などを聞いたり、質問したりする機会にもなりますので、 気になる企業がありましたら、参加することをお勧めします。

自分のことは自分が一番良く知っていると思っていませんか？
意外にも自分自身のことは見えていない部分も多いです。
今までの経験やその時に考えていたことなど深く掘り下げていき、自分が何がしたいのか、何が合っているのか、 何を大事にしたいのかなどを客観的に理解します。
履歴書や面接時の志望動機や自己PRに分析した結果と今までの経験を結びつければ、説得力のあるアピールに つながります。

【 自己分析の方法 】

過去を振り返る

• 小学校から今まで、経験したこと・得意だったこと・苦手だったことを書き出す。
• その経験で考えたこと、学んだことを書き出す。

※分析例

過去を振り返ることで自分が大事にしてきた価値観や考え方などが見えてきます。
特別なことだけを書くのではなく、思い出した小さな経験も書いてみましょう。

これからの自分（キャリアプラン）

• 将来、自分がどうありたいか（仕事や人生）を明確にします。
• 3年後、5年後など具体的な年数で作成しましょう。
• 目標に対してなぜそうなりたいのか、目標を達成する手段は何かを書き出しましょう。

目標を具体的に設定することで、どう行動していけば良いかが見えてきます。
将来をしっかり考えて仕事を選んでいることを志望動機や面接でアピールすることができるでしょう。

【 他己分析 】

自分自身で分析して見えてきた自分と、他人から見えている自分を知ることにより自分が気づいていない 強みや弱みなど新たな自分が見えてきます。
自分と他人による分析で、自己理解がより深くなります。
友人や先生など周りの人に強み・弱みなどたずねてみましょう。

自分で分析がなかなかできない、深く掘り下げられないときは、厚生労働省がおすすめしているジョブカードを 活用したり、無料の自己分析ツールを使用する方法もあります。

サクラジョブネットでは、無料で就職支援サポートを行っています。
自己分析に不安がある、やり方が分からないなどの相談も承りますので、お気軽に登録またはお問合わせください。

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外国人向けの就職支援サービスとして、サクラジョブネットは求人情報の提供や一人ひとりに合わせた就職支援を 行っています。
インターンシップに参加できなかった方もマッチングイベント参加で、気になる企業と話す機会もあります。
大学の就職支援やサクラジョブネットのような就職支援サービスを利用することで、就職活動をスムーズに進めることが できます。
積極的にイベント等に参加しましょう。

【 仕事探しの方法 】

• 求職サイト登録
• 大学等学校の求人情報をチェック
• 外国人コミュニティ参加
• 合同就職面談会等イベント参加

就職するには履歴書（りれきしょ）といって今までの経歴や入社したい理由などを書いて提出する書類があります。
この履歴書は入社選考の第一段階になるので、とても重要な書類になります。
日本語が正しく使われているか、ビジネスマナーを理解しているのかなども判断基準となるため、書き方を学んで自分を アピールできる書類にして提出しましょう。
※エントリーシートも書き方はほぼ同じです。

＜ 厚生労働省が勧めている履歴書などの様式 ＞

ハローワーク　インタネットサービス　履歴書・職務経歴書の書き方

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/career_doc01.html

【 履歴書のおさえておきたいポイント 】

基本は手書きで記入（黒のボールペン）

書き間違えたら、新しい履歴書に書き直しします。
パソコンで作成したものでも受け入れる企業もあります。

x 修正液や修正テープは使いません。二重線で訂正もNGです。

返送してきた履歴書を使いまわさない

不採用などで返送してきた履歴書を他の応募書類として提出しないようにしましょう。

提出日付の違いや志望動機が薄い内容であるため人事担当者には すぐ使いまわしたものかが分かります。
入社したい会社ごとに志望動機を考え、思いを伝える書類を提出しましょう。

写真の撮り方

履歴書用の写真はできるだけ写真スタジオで撮ることをお勧めします。
証明写真機でも撮影できますが、視線がまっすぐではなかったり、表情が硬かったりするため、普段の自分の 印象と変わることがあります。写真スタジオの場合、撮影料は高くなりますが、柔らかい表情を撮影者が 引き出してくれるため印象が良い写真を撮ることができます。

＜ 写真のサイズ ＞
履歴書の写真サイズ（横3cm×縦4cm）

＜ 服 装 ＞
黒か紺のスーツで正面の写真（バストアップ写真）

写真を貼るときは、写真の裏に名前を記入してから貼りましょう。 （写真がはがれたときに名前が分かるようにするため）

読みやすい文章の表現

文章は「です・ます」を使い、枠にいっぱい文字を詰めるのではなく、ていねいに書きます。
年号は日本の和暦（昭和・平成・令和）もしくは西暦どちらかに統一します（混ざらないように）。
学校名や資格名など正式な名前で記入します。

志望動機・自己PR

会社の人事担当者が一番気になるところが、会社を選んだ理由です。同じような業種の求人からその会社を 選んだ理由が必ずあるはずです。
自分の熱意が伝わる部分ですので、しっかり考えて書きましょう。

• なぜ応募する会社を選んだのか具体的に分かりやすく書きます。
• 自己分析や他己分析での強みや今までの経験など、会社の仕事にどう活かし、貢献できるかを書きます。
• 求人内容やホームページ、製品やSNSなどを確認し、会社への理解を深めましょう。
• 完成した書類は提出する前に必ずコピーを取りましょう。

サクラジョブネットでは、就職支援サービスとして無料で書類の書き方等レクチャーします。
お気軽に登録またはご相談をお待ちしております。

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書類選考を合格し、いよいよ面接です。
面接は直接会社の人事担当者が提出した履歴書等をもとに質問したり、会話をすることで会社に利益をもたらす人材か、 社風にあっているのか、社員とコミュニケーションをとることができるのかなどを判断します。
面接にはいくつかのポイントがあります。
今はオンラインの面接も増えていますので、会社での面接とオンライン面接のどちらも対応できるように、ポイントを おさえましょう。

【 面接形式 】

個人面接

人事担当者（数名）と留学生1名です。
他の求職者がいないため、その場で比較されることはありませんが、面接官の視線が自分に集中するので 緊張します。模擬面接などで慣れておく方がよいでしょう。

集団面接

人事担当者（数名）と留学生数名です。
他の求職者の受け答えを聞くことができますが、先に良い受け答えを聞いてしまうと自分の良い面を出すことが できなくなる場合もあります。他の求職者に意識をとらわれず、自分のアピールができるように練習をしましょう。

グループディスカッション

与えられたテーマを数人のグループでディスカッションし、発表します。
面接官はコミュニケーションの取り方や役割分担、自分の意見の伝え方などをチェックします。

プレゼンテーション

与えられたテーマに対しプレゼンを行います。
面接官は、発想力や問題解決力、アピール能力などチェックします。

【 面接のポイント 】

第一印象

私たちが知らない人と初めて会うときに、まず第一印象で「こんな人なのかな」って思いますよね。
第一印象はいろいろな要素で判断されます。
第一印象でマイナスなイメージを与えないように心がけましょう。

面接前から終わった後まで気を抜かない

面接の流れを知り、始まりから終わりまで気を抜かないようにしましょう。
面接会場に到着してから面接が終わり会社を出るまで、あなたの行動はチェックされています。

面接時の話し方

面接は人事担当者が短い時間で採用するかどうかを判断します。
自分をアピールするために印象が良い話し方をマスターしましょう。

面接の対策

面接官がどのような質問をしてくるのか、ある程度想定しておくことも必要です。
自分をアピールするために印象が良い話し方をマスターしましょう。
想定した質問に対し、簡潔に伝わる答えを準備しておくことで本番のときに緊張せず答えることができます。
また、入室から面接中、退室するまで実際にシュミレーションしておくと、本番でもスムーズに落ち着いて 行動することができるでしょう。

サクラジョブネットでは、就職支援サービスとして、模擬面接など面接対策も行っています。
一人ひとりに合わせた就職支援を無料で受けることができますので、お気軽に登録してください。

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留学生の方、転職を考えている方、どちらの場合も就職活動は計画的に動くことが重要です。
また何がやりたいのか、譲れない条件は何なのかなど自己分析も重要です。
自分を見つめなおすことで新たな一面が見えてくるかもしれません。
日本での就職活動は母国より大変ですが、サクラジョブネットはあなたの活躍を応援しています。